KENTEM

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代表メッセージ

重森Shigemori Wataru代表取締役社長

静岡県出身。短大卒業後、ソフト開発会社に入社。28歳のとき、創業期の建設システムに営業として入社し、全国の営業所開設に尽力。営業統括を経て、事業開発および新規部門の立ち上げの指揮を取り、専務へ。2018年9月、代表取締役に就任。現在に至る。

小さなソフトウェアメーカーが業界トップに躍り出る

私がKENTEMに入社したのは 28歳のころ、営業として中途採用されました。創業から間もない時期で、社員は30名ほど。小さなソフトウェアメーカーでしたが、血気盛んだった私は「KENTEMの商品を業界シェアNo.1 にする!」と、若者らしく野心に燃えていたものです。実際のところ、KENTEMの製品はよく売れました。建設業界にパソコンが普及しはじめていたことも追い風になったのだと思います。本社のある静岡県から山梨県、長野県……と販路を広げ、やがて九州に進出。それに伴い、社員もどんどん増えていきました。潮目が変わったのは200名を超えたあたりでしょうか。競合他社を引き離して、追う立場から追われる立場に。私が社長に就任してからは人材確保に力を注ぎ、現在のKENTEMが徐々に形づくられていきます。

多様な人材の連携から、比類ない競争力が生まれる

KENTEMはなぜここまで成長できたのでしょうか?時代を味方につけた面もありますが、やはり優秀な人材に支えられてきた部分が大きい。「営業」が建設現場から要望を集め、それを「エンジニア」が製品に反映。エンドユーザーの困りごとを「オペレーター」がフォローする。この営業・エンジニア・オペレーターの3本柱が競争力の源です。もちろん、バックオフィスのサポートなくして彼らの活躍はありません。こうした多様な人材が有機的に連携し、KENTEMを業界トップたらしめているわけです。私が今の立場にあるのも、社員の頑張りがあってこそ。私にとって社員は同志です。目標に向かって一緒に走り続けるのはもちろん、仕事以外でも一緒に楽しめる存在でありたいです。

新たなビジョン「リスクゼロ社会へ」にこめた思い

創業30周年を迎えた2021年、新たなビジョンとして「リスクゼロ社会へ」を掲げました。社会にはリスクがあふれています。風水害や地震などの天災から、人間の不注意で起こる人災まで、枚挙にいとまがありません。こうしたリスクをあらかじめ想定して、対策を講じることはできないものか?そんな課題感がビジョンを掲げる出発点になっています。実現にあたっては、KENTEMが培ってきた IT技術と建設業務のノウハウだけではなく、他分野に渡る連携が必要です。その足がかりとして、2022年に安否確認・防災・備災支援サービス「クロスゼロ」を静岡大学と共同開発しました。その翌年には、家庭向け防災・備災アプリ「クロスゼロ for ファミリー」を無料リリース。来るべきリスクゼロ社会に向けて、着々と地盤を固めています。

大志を抱いた仲間とともにKENTEMの未来をつくる

私には、胸に秘めてきた野望があります。それは「静岡にKENTEMあり!」と社会に広く知ってもらうことです。あるとき、静岡県内にあるIT企業を調査したことがありました。年間の売上や社員数などから総合的に判断したところ、ある事実が判明します。なんと、KENTEMの事業規模がトップクラスだったのです。しかし、県内で十分に認知されているとはいえません。ここまで来たからには、もっともっとKENTEMの存在を知ってほしい。折しも、2024年4月から建設業界に時間外労働の上限規制が適用されます。多くの建設業者が事業の見直しを迫られており、現場の効率化は避けられないでしょう。つまり、KENTEMの製品がこれまで以上に求められるわけです。需要に応えていくためには、事業を一緒に盛り上げてくれる仲間が必要です。建設業界を支えたい、誰かのためになりたい。そんな大志を抱いている方とKENTEMの“明日”をつくっていきたいです。